薬物療法が必要なケース

高脂血症の治療としては基本的には食事療法を行いつつ、お酒やタバコを控えたり、運動を取り入れるなど生活習慣の改善を行なっていき、血液内の脂質の量を基準値に近づけていくことや、動脈硬化へ進行していくのを防いでいくのが目的となります。

 

しかし、食事療法や生活習慣の改善を行なったからとすぐに効果があらわれるわけではありません。少なくとも三ヶ月から半年くらいの期間をかけて改善を行なって初めて効果が出てきているかがわかるものなのです。

 

それでも効果があらわれない場合に薬物療法も取り入れることになります。ちなみに両親からの遺伝によって血液中の脂質の量が調節する機能がうまくいかない人の場合(これを家族性高脂血症といいます)は最初から薬物療法から行います。

 

この薬物療法をおこなう場合に気をつけることは、薬を飲んで治療をしていることに安心して、食事の改善や生活習慣の改善を怠ってしまわないことです。

 

薬だけに頼ってしまっていても高脂血症が完治することは不可能であることを知っておいたが良いでしょう。家族性高脂血症である場合でない限り、あくまで大事なのは、脂質を摂りすぎない食事を行ない、動脈硬化を促進させないような規則正しい生活を送り続けることによって脂質の量が基準値にもっていくことが大切で、薬はあくまで補助的なものとして考えるべきです。また、薬物療法を行う際には医師のアドバイスをきちんと守り、根気強く治療を行なうことが大切になってきます。

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